1月 11日(火) 大風9号の跡

P1000053 今日は議会運営委員会のあと、県庁の賀詞交歓がある日です。が、議運が終わると私は賀詞交歓をパスして、電車を乗り継ぎ県境を超えて駿河小山に行きました。静岡県の小山町が集中して被害にあった台風9号の足跡を視察するためです。この写真は小山町の役場の近くを流れ、神奈川県の酒匂川に注ぐ鮎沢川という川です。指を指している先は、崩れた川の護岸を修復する途上で肌色の大きな土嚢のようなものがたくさんつまれているものです。護岸が崩れて家が流されてしまった跡なのです。

今月20日に県議会の4常任委員会合同で、台風9号の被害などについて、連合調査会が行われることになっていて、私はその準備のため、今日と明日を現地の視察に充てています。県境から県内の酒匂川に濁流が注ぎ、台風9号の被害は、農林関係で一足先に極地激甚指定を昨年受けています。最も被害が大きかった小山町を、町の「防災官」という職務にある職員の方を筆頭に説明とご案内をいただき、駆け足ですが視察をさせていただきました。一昨日夜から降ったという雪が残る富士山のふもとの風光明媚な町を襲って、大きな爪あとを残した災害の大きさを改めて認識しました。

台風や、局地的豪雨がもたらす被害があちこちで問題になっています。想像を超える水量が濁流となって、山の木々を倒し、更に大きな塊になり下って流れ込むさまを、町の人が「山が動いている」と役場に通報してきた際に言われたそうです。その恐怖はどれほどかと思います。災害に備えること、起こった際には迅速に復旧を行えること、これから益々必要な備えではないかと思いました。災害から4ヶ月、復旧工事が進んでいる印象でしたが、全体の工事を終えるには3年ぐらいはかかるそうです。明日は県内を見ます。

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