3月 15日(火) 脱原発

今日午後地域を回っていたら、県内3箇所のモニタリングポスト(放射線の数値を測定するもので県では原子力施設のある横須賀、川崎と茅ヶ崎の衛生研究所に設置)の数値が、通常の3倍から8倍くらいになった、と情報がはいり事務所に戻りました。最大値はそれぞれ、横須賀が午前7時に、212,8ナノグレイ、(4時は24,3) 川崎では午前6時に209,3ナノグレイ(4時は34,6) 茅ヶ崎では午前8時に、86ナノグレイ(4時は37)とかなり上昇しています。 テレビでは、しきりに「全く心配ない」と繰り返す「専門家」ばかり目に付きますが、乳児や子どもたちが体内に連続して取り入れてしまうことを考えて発言しているのでしょうか。チェルノブイリでも、広島の原爆でも、子どもだった人が10年後白血病を発病し、苦しみぬき、あるいは何年もたって生まれた子どもたちが病気を背負って来たことを忘れたというのでしょうか。過去の経験をなぜここまでゼロにしてマイナスにしてしまうのか、この人達とマスコミの責任は政府や東電と一緒です。

さて、地域を回っていて今日は大学生の男子が署名をしてくれました。原子力発電所を建設推進することは、電源開発促進税法など電源3法を根拠に、莫大な税金をつかって進められてきました。同時に原子力推進と一体化でオール電化の促進が加速されてもきました。このエネルギー政策を、法改正から根本的に転換させる機会は今からの私たちの行動にかかっています。多くの犠牲を払い、でも今のこのときに生きている私たちは、生かされていることを活かすことだと思います。今署名運動を進めていますが、先の大学2年生という彼は、「電力一辺倒を見直してリスクを分散させないと日本では原発は危険すぎる」と共感してくれました。大学生で春休みだそうですが、小田急線をはじめ、電車が動かなくなり、首都圏の弱さが電気に依存する構造に大きな原因があると痛感したとも言っていました。また1歳ぐらいの赤ちゃんにごはんを食べさせていた私より2回りくらい若いお母さんも原発に怖さを感じる、と。「あんなところにあんなにたくさん原発があるなんて!」と私がお世話になっている先生は、買ってきた昆布を私に分けてくれて、「これを食べて頑張って」と励ましてくれました。

私は地域を歩いて今はとても勇気づけられています。被災された方々に思いを馳せ、だからこそ更なる人災を将来に及ぼさないために、このときに何をしたか後になって後悔しないようにと思って頑張ります。

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