3月20日(月祭) お彼岸ですがおとといの記事を―!

写真 (3)一昨日の朝日新聞さんの記事です。最近朝日さんあまり人気ないですが、私は読んでる一人です。昨日の岩国の記事に喜んで先にあちらをあげましたが、これも外せません。

2002年に「地震調査研究推進本部が策定した長期評価」「太平洋の三陸沖北部から房総沖の日本海溝でマグニチュード8クラスの津波地震と同等の地震が30年以内に20%程度、50年以内に30%の確率で発生すると推定していた」と引用し、東電が「2008年5月には実際に予見していた」として、実際の「回避措置をすることは容易だった」、と判決は明言しています。

同時に、国の「規制権限を適時適切に行使して、原子力災害の発生を未然に防止することが強く期待されていた」「国は遅くとも(2007年8月ごろ)同月ごろには、規制権限を行使して、東電に結果回避の措置を講じさせるべきだった」「権限行使しなかったことは、原子炉規制法や電気事業法の趣旨、目的やその権限の性質に照らし、著しく合理性を欠き、国家賠償法の適用上違法だ」と断じています。

認めた賠償額は少ないですが、国の責任を指摘して、不作為に対し法的な判断を下し、賠償を認めた意味は大きいと思います。最近、横浜地裁の、海老名市への判決以外は、司法に落胆続きでしたから、この判決にほっとしました。

少なくとも国と東電に、事故は防げた、と明言した判決が確定してくれるなら、原発の安易な運転再開に多少良い影響があるのではないでしょうか。期待したいですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です