7月21日(土) 津久井やまゆり園事件からまもなく2年

IMG_4096「NHKスペシャル ”ともに生きる”~障害者殺傷事件2年の記録~」をみました。お会いしたご縁のある方がかかわり、番組にも登場されていらして、興味深く見ることができました。

「重い障がいのある人が身近にいないから、どう接していいかわからない、という気持ちがある。自分の中にもこの事件の加害者と同根の差別する気持ちがあるかもしれない、と思う」 事件後、意見交換の会で発せれらた一人の方の率直な言葉に、押され、引っ張られるように、事件を考え続ける場にかかわらせてもらってきました。

番組にも登場されてたやまゆり園入所者の家族の方々や、実際に施設に入所されていた方などのお話を聴きながら、施設に長くいることで感情や意志を押し殺してしまうようになっていく現実に気づき、知ることができてきたと思います。番組でも具体的にふれられていました。

当然と言われるかもしれませんが、重い障がいがあっても、歳をとって認知症と言われる状態になっても、生きてる限り誰もが当たり前に意志も感情もある人間です。その当たり前のことが皮膚感覚でわかってきたような気がします。

ひととしては、だから遠慮するのでなく、それぞれの心地いい暮らしを互いに必要な助け合いができる関係をつくり、努力をしていけばいいのだと思えます。わからないからわかりたい、最首さんが番組で手紙にかかれていたことはそのまんまストンとおちます。

一方で、どのような重い障がいがあっても地域で自立して暮らしていくことを支えるしくみがまだまだ足りていない現実があります。支える側の人の不足は、仕事に対し、給料や身分保障が十分にみあっている、とは言い難い現場もあることも関係があると言えます。人を大切にすることが貫かれた思想が国の政治や制度の根底に必要、とつくづく思うのです。

29日に予定されてる催しのパンフレットの写真を掲載します。26日には同じ県民センターで追悼の集いが夜に予定されています。重いでしょうか。

 

 

 

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