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6月 25日(火) 夏至も終わって、、。

130616_140459 あじさいが咲き誇る季節ですが、まもなく平地ではこれも終わります。

今年も気象変動は激しく、梅雨に台風が接近しては、夏野菜を育てているこの近辺の農家もかなり四苦八苦が続くと思います。

日曜には都議選がありました。予想通り、民主が惨敗、かわりに反自公の受け皿として共産が躍進しました。投票率が10パーセント下がったとは言え、投票に行った人たちは他にない、と思うのも当然です。受け皿づくりが今本当に問われます。

民主への恨みは都政でも格別と思います。築地移転反対を明言していたはずが、結局は有権者を裏切って、土壌汚染にまみれた豊洲に持って行くことに賛成したのですから。環状道路も、オリンピック招致も、民主と自公の違いはどこにあるの??!です。

参議院選挙は本来なら、市民側が最も攻勢に出たい選挙だと思います。脱原発も反消費税増税も、反TPPも、この参議院選挙で方向が決まるといって良いものです。まさに、「今でしょ!」という選挙です。しかし、、、。受け皿です。こうなれば、とにかく一歩でも半歩でも受け皿づくりになるべく選択肢を応援し、勝たせるために動くしかないです。

6月 9日(日) ホットスポットファインダー

130608_140003 これは昨日、相模原の市民測定室で行われた、「ホットスポットファインダー」のデモンストレーションで、外を実際に測定しながら歩いた様子です。この方が首からぶら下げているのが、端末というか画面で、そのつないだ先の測定器からこの画面に1秒ごとに、空間線量の測定値が表示されます。そして歩いて測って、その即席が地図で見ることができる、面と線でわかるようになっています。

首から提げることが出来るので、落下の心配もなく、測定する超高感度γ線検出器も小型なので、これを一定の高さに固定して歩くことで、各地の線量をはかり、ホットスポットを探り、その原因を取り除くことも容易になるはずです。

今東北のある自治体では既に購入しているそうです。今後更に自治体や、市民測定室で購入され、あるいは、除染作業を請け負うゼネコンが下請け業者の作業員に作業をさせる前にこれで測って確認して、ということをやれるようになると多少は良いのではないか、と思います。

「除染」と称して、取り除いたはずの土壌などを、野ざらしのまま随所に積み上げているような自治体が、まず導入して欲しいですし、測定したら公開することを義務付けたいものです。

4月 24日(水) 騒音苦情

何とも粗忽な私は、家にいながら1人で家具を動かしているときに、頭にケガをして出血!今日は予定をキャンセルして病院に行くはめになり、「傷口がちょっと開いてるからホッチキス2回ね。ちょっと痛いよ」と、ドクターが施術(?)されたかと思うとホント痛くて思わず叫んでしまいましたが、、。でも脳神経外科には行かなくても大丈夫そうで、不幸中の幸いというところでしょうか。

久々に家で休んでいてもとにかく連日の米軍戦闘機の爆音が不快です。

今日も何と夜の8時過ぎまでうるさいの何の、勝手放題です。毎日毎日、他人の庭先ですき放題に暴れまわるように、というよりここは自分たちのテリトリーだと見せつけるように、、と言ったら良いでしょうか。こんなに野放図にやられたらどこかの独裁国家でなくても頭にきたり反発したくなるって言いたくなりませんか??

市役所に電話すると、当直の守衛さんも「今日は何件かやっぱり来てます」「こっちでも飛んでますね」とのこと、そうでしょう!明日には所管の渉外課に伝えるそうですが、隔靴掻痒です。市役所のホームページから、いくつか騒音苦情の窓口の電話にかけてみます。在日米軍の「厚木航空施設渉外部」というところは、電話番号が、0467の局番で、音声でさえも「この時間は電話に出られない」と録音もしないひどい対応です。

日本の国の機関で、座間防衛事務所という番号に電話すると、音声対応で「苦情は録音し」「明日上位機関に伝える」というもの。更に国の、南関東防衛局というところは、18時30以降は、当直対応とのことで、人が出ました。この人がやはり明日伝える、と言う対応でしたが、横浜市内の番号だったので、どちらか聞くと、中区とのこと。この爆音はそこでも聞こえますか?と聞くと正直に「こちらにはないです」。でもやはり「今日夜は同様に電話がかかってきてます」とのこと。これまた当然でしょう。

次に防衛省にもかけてみました。防衛省は、コール一回ですぐに交換の男性が電話に出て、内局の当直という人に変わりました。内局というのは、総合的な分け方なのでしょうが、その当直の事務官という職員は、やはりこの間相模原市南部地区などから電話が来ているとのこと。

「地区はどちらですか?」と防衛省も南関東防衛局も聞いてきて、こちらの答えを何かキーで打ち込むような音が電話の向こうから聞こえていました。統計を取っているのでしょう。情報を数字にするだけでなく、戦闘機爆音をやめさせてくれーーー!

4月 13日(土) 消費税増税分の還元は”ご法度”!

日本はすごい国です。市場原理主義を信奉していたかの政権が、日銀に意図的にバブルを引き起こさせるように、国債買い入れの規制を取っ払うよう仕向けたかと思ったら、今度は消費税増税の際には、価格を小売業者がかぶったり、消費者に還元してはいけないと、まさに法で縛って「ご法度」にしようというのです。北朝鮮とか中国のことを避難、誹謗するどころではありません!

消費税増税分を価格転嫁できないために下請けを買い叩くことに歯止めをかけようということ理屈は理解するとしても、そういう心配があるならそもそも消費税増税などやらなければ良い話です。

物価を2%引き上げる、と公言しながら、生活保護の支給額を引き下げ、バブルをつくるようにしむけ、資産を持つ人たちの活況を演出し(実際に株やゴルフの会員権が今は上がっていると)、これでは格差の拡大だけが更に進んでしまう、と危機感を持っているところにこのご法度。まんべんない消費税増税が結局一番の目的!という下心が透けてみえます。

北朝鮮ミサイル騒動で自衛隊の迎撃体制に言及するたび、「国民のいのちをまもる」などとアベさんに言われると腹立たしさ倍増です。福島を置き去りにして、沖縄を捨石にして「国民」などと言ってほしくないですね。

福島第1の汚染水漏れに対しても、実質破綻の東電まかせじゃなくて、アベさんのコメントも責任もちゃんとあるべきでしょう。 

3月 28日(木) 年度末の桜

130326_113519 3月26日の市役所どおりの桜です。今が満開、という感じの咲き方でした。この桜を見るのは久々です。というより昨年は見ても目にはいる心の余裕がなかったのかも知れませんが。昨年は桜をめでるどころではなく、福島第1原発の暗雲に覆われていました。

アベノミクス、の実態が益々露骨になってきた感があります。「復興」を名目にして公共事業に大盤振る舞いから、福島と沖縄を置き去りに、今度は正社員の解雇をスムーズにするための法案!?ですか。そして、個人資産を株に投資させるために、500万まで無税化する法案!!?とか、、。バブルを更に膨らませていずれ来るその破綻は個人投資家に負わせる、、ということですか。民主党政権下の失態の間に牙をといでいたのでしょうか。

それでも行け行けの政権のもと、何と兵庫県では、人口5万人の市で、生活保護を受ける人を住民ぐるみで監視させようという条例が通ったというのですから、国のみならず、そんな小さな自治体までも棄民政策を恥ずかしげもなく進めようというのかと、ホントに恥ずかしくなります。小野市という自治体の議会はもうなくなっても良いのかも、、と思ってしまいます。

行政の行き過ぎをチェックできなくては議会の意味はないも同然。この条例は明らかに憲法違反でしょう!

5万人の市に生活保護の人が120人あまりと言います。その生活を監視して一体誰にどういうメリットがあるのでしょうか。生活保護を受けなければならない人が増えているのは、高齢者においては、国民年金で食べていけない問題がありますし、若年であっても不安定雇用では、一つの仕事の給料だけでは食べていくこともままならない現実があります。それを放置して物価を上げよう、などという政策的破綻の矛盾が、なぜ弱いところにばかり押し付けられるのでしょうか。一端リストラや病気になったら誰もがなりかねない最後のセーフテイーネットの生活保護費を切り下げるという政策破綻を質さずに、要保護の人達を攻撃するなど、あまりに愚かです。しかも「条例」で自治体がやろうというのですから、こういう自治体で育つこどもたちの心が心配になります。

景気が上向くということは、個人の収入が全体に底上げされ、豊かな中間層の厚い層ができていくことで、追いつめられそうな人を社会全体で支えて、安定と安心がつくられていくことに向かうことのはずです。ところが今は、より弱い層を切り捨てて、資産を有する層を益々豊かにしていこうとする政策がまかり通っていく様相です。でも、この先の消費税増税が、結果的には、そんな資産を有するはずの人達をまたふるいにかけて行くことにもなるのでしょうが。

早すぎる桜が満開の年度末、でも昨年とはまた違った寒々とした思いを抱く春です。

3月 10日(日) あの日からまもなく2年、、。

130310_133756 130310_151834 本日は日比谷公園に行きました。

左側は、加藤登紀子さんと佐藤タイジさんのライブです。武道館ライブを、昨年ソーラーで行った佐藤さんと加藤さんのライブが見れたのが良かった!です。

その後、右のようにデモに参加し、永田町駅までを歩ききりました。久々のデモ参加でした。この写真では前の方に小さく見えるかどうか、赤いしるしのようなものは、日の丸の旗です。私は初めて見ましたが、日の丸の旗3本くらいが、この脱原発のデモにはためいていました。

面白かったのは、デモの途中で、沿道から「左翼は北朝鮮へ帰れ」などと罵声を浴びせる男性がいたのですが、この日の丸が見えなかったのか!と思わず、左翼じゃないでしょう、と笑ってしまいました。他の参加者からも声を上げて反論する人がいました。あい変わらず、脱原発=北朝鮮、という人達が数人、いつも同じ顔ぶれのように、途中に待っていて声を上げていましたが、小林よしのり氏の本を読んで勉強してほしいですね。

前段のライブのステージ横にソーラーパネルが何枚も設置され、このライブの音源などの電力も全て太陽光からそのままに活用されていました。長野の飯田市から、おひさま発電所の原さんも見えてトークセッションで話をされていました。 飯田では、初期投資ゼロ円でソーラーパネルを屋根に設置できるしくみが、おひさま発電所によって既にできていること、それを全国に、東京に広げて行こう、という話は現実味もあり参考になります。

政府を超えて、できることを進める市民の力で脱原発は実現していけるのだと思います。福島の人達や今の日本の政治を考えると無力感も、くよくよも出てしまうけど、前に進むしかないのです。

2月 24日(日) 映画会と講演会と、、、。

Dscn0043 2月11日に座間のレストラン、ラ・リチェッタで行われた、記録映画「普通の生活」の上映会でのトークセッションの写真です。ここは座間の市民測定室にもなっています。

映画を上映後、昼食をビュッフェ形式で食べてもらい、その後座間市内で野菜を有機でつくっている大木さん、レストランのオーナーで市民測定室も同時に運営している稲垣さん、そして、麦っ子畑保育園の大島さん、によるトークでした。

座間市行政が、給食の放射能測定や砂場・公園などの測定等々、こどもたちを被曝からまもろうとする市民の声に全く応えようとしない、県内でも数少ない自治体になってしまったため、何とかその姿勢を変えて行きたい、との思いもあって企画したトークセッションでした。

予想以上にたくさんの人が参加してくださり、プロジェクターのコンセントがはずれてしまうなど、アクシデントもありましたが、映画の残りを一番最後に上映して終わるまで、結構な方たちが残ってくださいました。

生産者の大木さんが、自費で容器を持ってきてくださって、参加者に呼びかけた、土を測るための容器も割合持ち帰った方たちがいてくれて、その後どうなったかも後でまたおいかけて行くことになります。

レストランでの映画会でしたが、ビュッフェ形式で、100名近い方が参加してくれたにもかかわらず、お料理を充分に用意してくれたリチェッタさんには、実行委員会の皆さんが驚きと感謝でした。メインのパスタとピザやデザートまでかなりの量があって、参加された皆さんが「料理もすごく美味しかった」と満足されたのが良かったです。

市議会の議員も数人参加してくれたのですが、途中で帰った議員がほとんどだったのが少し残念。でもちょっとは今後に活かせるといいのですが。

そして昨日23日は、厚木で小出裕章さんの講演会でした。最後に、事前に実行委員会で募集したという質問で、やはり「学校給食のことが気になるが100ベクレルで大丈夫なのか」、といった、こどもたちの給食を心配する内容が多かったと司会者から紹介。

小出さんがそれに応え、「放射能にたいする感受性の強いこどもには、国の基準以上に、厚木市が自治体として、汚染されていないものを提供する努力をしてほしい」との話をされたのが良かった、と思いました。

このところこうした会合が続きました。 間には財政の勉強会にも誘っていただき、久々に市の財政担当の職員の説明を聞く場に参加しました。政令市への移行が身の丈にあわず、財政的にもより硬直化を招いている、と思わざるをえないような状況に見えましたが、、。

首都圏中央連絡道路に、リニア計画に、BRT(新交通システム)復活計画??? それに今は相模大野でオープンを迎えようとしている、大型再開発ビル「bono(ボーノ)」に小田急相模原の再開発も、、。ため息が出るような相模原市のハード投資のオンパレードです。どこもそうでしょうが、今の復興補正予算と政権の公共事業拡大姿勢がまた拍車をかけて行く気配。原発と福島を置き去りにした復興などありえないのに、そこだけぽっかり忘れさせるようにみせかけの「復興」に税金がつぎ込まれて行っています。昨日の小出さんのお話は、また改めて突きつけてくれました。なかったことにはできないと。

1月 23日(水) 今年もよろしくお願いします!

新年号のレポートが完成して、配布も一定終えました。ちょっと安堵です。(v^ー゜)ヤッタネ!!

今回のレポートは選挙の後ということを意識して、あえて原発問題を特集しました。今の政府の一番のネックでもあります。

「復興増税」なるものが、この1月から私たちにまず所得税で課されています。住民税にもかかかってきます。ですが、私は、福島の原発事故への万全の対応なくして復興はありえない、と確信しています。

原則避難者は公費で対応しましょう。無論東電の解体を前提に。自主的な避難も含めて、福島県内は無制限に、風の向きによっての放射性物質の降下量に対応して。そのために復興予算がまず充てられるなら、復興増税も生きようというものです。避難して農業を営む人に、農地と住居を用意しましょう。日本各地に遊休農地がどれだけありますか!神奈川県内といわず、相模原市内でも、例えば藤野町では農地の半分は休耕です。そういう場所を全国各地で集めて、福島からの避難者に希望を聞きながら割り当てをしていけば農地も活きますし、経験を活かしてもらうことも可能になるはずです。

12月の選挙を、私は杉並の山本太郎さんの応援に行って計6日間入りました。公示前日に独立系での記者会見でしたが、それでも7万票以上をとれたことは大善戦だったと思います。ちゃんとやったら脱原発で力を集めることはできたはずだと思います。ただ、第3極をつぶしたいことが、目的だった今回の選挙でしたから、受け皿を一つの大きなものにすることが出来なかったのだと思います。まだまだこれから続きます。

2月にある催しの案内もレポートでしています。その外にも、2月9日は、都内の日比谷で映画「福島・六ヶ所・未来への伝言」の上映があります。六ヶ所で暮らして撮り続けた、島田けいさんの初監督作品です。私も見に行きます。2月10日は、リニアの沿線住民のネットワークを結成する講演集会が相模原市内の橋本であります。そして、2月11日は、座間のレストラン「ラ・リチェッタ」で、記録映画の「普通の生活」の上映とランチビュッフェとトークセッションの盛りだくさんイベントがあります。こちらは、11時からです。私も実行委員会に入っています。ぜひ起こし下さい。トークセッションは、座間市内で有機野菜を作っている生産者の大木さん、ラ・リチェッタのオーナーシェフの稲垣さん、座間で保育園を運営されている、大島さんの3者によるものでとても貴重なものです。参加費2,500円はお得です。

今年もいろんな面で忙しくなりそうです。息切れしないようにがんばります。よろしくお願いします。

11月10日(土) 河野さんの学習会!

120724_141713  「放射能汚染の実態を知るために」として、松葉の採取と測定をずっと続けていらっしゃる、京都大学大学院の「河野さんを招いての学習会」を開催しました。

環境汚染の「指標生物」とされる松葉については、ダイオキシンで有名になりました。

10年以上前になりますが、当時ひどかった「野焼き」や、無茶くちゃな焼却を繰り返していた産業廃棄物の焼却施設など、汚染がひどかった市内の麻溝・新磯野地域のダイオキシン汚染を、全国でも最悪レベルであると実証したのが、市民グループが続けた松葉の測定でした。

この松葉採取と測定調査を、放射能に関して続けてこられたのが、京都大学の河野益近さんです。河野さんの測定の地道な努力と、無償で自身の研究室で測定調査を続ける姿勢が、静岡など各地の市民の支えになってもいます。

今日の学習会は、災害廃棄物の焼却を11月1日から始めた町田市の皆さんとともに、実行委員会として開催しました。たまたま河野さんが都内に来られる機会に便乗させていただき、実現したのですが、市民測定室が立ち上がった町田市の皆さんとの連携が進む一歩にしたいと思ってのもので、文字通りの学習会で内容も濃いものになったと思います。

普段仕事をしながら、学習会やいろんな会などを企画をするのは結構しんどいですが、お金の持ち出しも大変だとつくづく思います。チラシの発送をはじめ最初の準備や会議室の押さえなども含めて、初期投資の持ち出しが多少かかっても何でもなくできる議員の時はやはり恵まれていたわけです。時間もですが、経済的に心配しないで、いろんな活動ができるのは、実はとても恵まれています。わかっているようでいて、私は改めて実感することが多いこのごろです。といってあまりみみっちいことにとらわれてしまうと閉塞感に行き詰ります。そういうことに耐えられなくなる性分ですし、何もしないでじっとしていることが出来ない以上、取捨選択していくしかありません。きっと多くの人がそうやって日々自分の優先順位を決めて何かを我慢して生活しているのだと思います。

そういう中で来年1月からまた増税になるのに、当の復興予算の何でもありの使い方!あれもこれもと、納税者がおかゆをすすっても、税金を使う方は高級車にすき焼きに豪邸もあり、ですか!! 官僚の特権意識はどこまでも~。

10月には、今中さん、今回は河野さんと、京大が続きます。来年2月にはまたまた小出さんが厚木に来られるとのことです。

9月 12日(水) 公園の砂の入れ替えに参加

120911_144241 昨日の相模大野で、プラザシテイ公園の砂場に砂がいれかえられました。この写真は砂を入れ替えた後の完了写真です。

30度を超す暑さの中でしたが、午前中に大野中央公園、午後にプラザシテイ公園と2箇所の公園の砂の入れ替えを見させてもらいました。プラザシテイでは日陰もなく、本当に暑かったです!砂を入れ替えたのは、市の公園課が委託し、市内の各砂場を地元の業者が請け負ってのもの。この入れ替え前の砂のセシウム濃度は市では測っていないのですが、保護者らの心配な声を受けて、ということです。実際に砂の放射能の濃度測定をしたほうが良いと思っていますし、市民測定室では、土壌の測定を始めています。

中央公園で、砂を入れ替えるために取り除いて、近くにしきならすため山にしておくと、そこにもうこどもたちが集まってきて、砂で遊ぶ光景を見ました。簡単に口にもはいってしまうだろうと思うと、やはりその砂のベクレルが気になります。それで、プラザシテイ公園では、砂のしきならしを、比較的濃度が高いと思われる植え込み付近の、粒子の細かい土の上などにしてもらいました。

チェルノブイリ後の状況について、ベラルーシとウクライナの研究者らが詳細に報告するシンポジウムをDVDで見る機会があり、興味深く見て改めて思ったことがあります。旧ソ連が91年崩壊したのは、チェルノブイリがかなり決定的な要因になっただろうということです。

チェルノブイリで本格的な避難と補償などが徹底されるのが、5年たってから=ソ連崩壊で、独立国になってからです。旧ソ連の体制を崩す決定打になったのではないかと思われました。でもその当時そこにさほど思いを馳せてはいなかったと思います。なぜなのか。

今市民放射能測定室で測って教わることがとてもたくさんあります。例えば、九州産でも北海道産でも、干ししいたけから数ベクレルセシウムが検出されることがあります。でも例えばセシウム134は検出されず、つまり福島原発由来ではないものがあること。そこから、私たちはチェルノブイリや、米ソなどの核実験で一体どれくらい被曝したのか、ということに思いを馳せ、実際に日本の食材がどれくらい放射能汚染を受けたのか、今になって知ろうということになる、などです。知らないことは怖いです。知ろうとしなかったことを改めないといけないと思い知ります。同時に原発の根底にあるのは、情報の操作・隠蔽と、あらゆる分断だともつくづく思う毎日です。

京大の今中さんが、同じDVDの中で、「日本の政治は、福島原発事故で政権中枢がメルトダウンした」と言われています。本当にその通りです。5年で再生まで進めるのかどうか、日本の私たちが試されているのではないかと思うのですが。