8月 24日(金) リニア村(?)の説明会

K3410119 一昨日、市内橋本の、杜のホールで開かれたリニア中央新幹線建設についての説明会の写真です。最初だけ写真とメデイアの映像を許可したのですが、途中の説明にはいってからは「ダメ」ということでした。これは最初の挨拶の方のです。

今回は、アセスの準備書事前説明会以来となる県内での説明会で、ホールは満席ということでしたが、定員は300と言われ、500の席のうち説明会を主催する側の、JR東海関係者や、県と県内各市町村の行政の職員なども多く出席しているようでした。動員でしょうか。

前回はJR東海のほぼ単独開催だったのが、今回は各県の説明会とも、「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会」という、全市町村と県や商工会議所などで構成する団体が共催で、事務局として県と相模原市の担当職員各2名、計4名が壇上の向かって右側にいました。これが大きな変化です。

「全幹法」という法の下、JR東海という民間の一企業が建設し、費用も担う前例のない手法で行われるリニア新幹線事業ですが、前回のJR東海の説明会の不備がひどすぎたのか、または各県と市町村を味方にしないとあまりにやりにくい、となったのか。はたまた、このままでは、神奈川県などが主張する、東海道新幹線の新駅誘致もおぼつかない、とJRと行政当局双方の利害が一致したのか、いずれにしろ、共催となったわけで、これは「リニア村」というようなものの一端でしょうか。

それにしても、平日の昼間2時から4時半の開催、しかも事前登録で参加を受け付けるなど、説明会というには、あまりに高飛車です。更には、質問も一人3問までをまとめて、一方向一回だけ。会場では、手を上げても結局質問できなかった人が、私も含め10人はいたと思います。ひどすぎませんか。

今回の説明会がわかる前から私も、県に昼間の一回だけというのは説明会というにはあまりに消化不良。せめて横浜や川崎など、もしくは夜か土日の開催を求めたのですが、いまだに予定は未定です。

県と全市町村がそろって、天下のJR東海ですから、何も恐れることないと思うのですが。説明会くらいやりましょうよ。ガス抜きにもならないことやってては、、ますます不満と不信をかうだけです。

8月 11日(土)  消費税も原発もNo!

消費税の増税を民主・自民・公明の3党談合で押し切り、採決が強行された。今や完全に自民党の与党グループとなり、財務省のみならず、官僚におまかせ政権になった野田首相はじめ、民主党政権。厚顔無恥をまっしぐらです。

今朝も出掛けに電話で、首相だけでなくどうも今の政治家の顔をテレビで見ることに嫌悪で気持ちが悪くなるという方と話ました。でも、全国紙を読んでいらっしゃるからか、「消費税は反対しても仕方ないんでしょう?!(=必要なのでしょう)」という消極的肯定。「そんなことはないです」と力が入ってしまいます。

A新聞が今日の紙面で、地方紙の社説は消費税の反対・批判が多く、全国紙は肯定、という記事を載せてましたが、そのA新聞こそ消費税は一貫して増税派として誘導してきたことの責任は自覚があるのでしょうか。

地方紙が、地方経済の疲弊や破綻を招くと、消費税反対を言うことはとても理にかなっています。でもその総体で構成される国であり、ある意味もっとも中間層の崩壊が進み、これから更に深刻になるのも首都圏であるはずですが、なぜ全国紙は任を果たさないのでしょうか。全国紙こそ、国民の生活を破綻させ、中間層を崩壊させる消費税増税をさせない一大キャンペーンを行うべきなのに、、。

消費税増税が国の税収を増やさず、むしろ所得減を招き、税収減にさせてしまうことは、95年からの5%引き上げで証明済みです。今回のように、更に露骨に社会保障費にすらならず、大規模公共工事の原資として、結果的に不要不急の事業を担保することになる、とすでに財務省の資料をはじめ公表されているのです。

消費税を今の状況で引き上げても、物の値段を上げることはできません。消費不況とここらでも飲食・物販ともに言われている中で、価格に転嫁できない=薄利、がより深刻になることを何でカバーするか。人件費をまた下げるとなれば給料がまだ下がることになり、ますます若い人も希望が持てません。そんな日本に良い人材は育たないし、人間育成としてのこども育成にも良いはずがありません。大人の環境と関係がこどもの環境と関係を更に悪くしていくのも自明のことです。

私も今の政権の誰かが出てくるとテレビを切りたくなりますし、国会中継なんか見たくもない気持ちです。ですが、消費税増税は、許せないというよりも、90%以上のほとんどの国民にとって、仕事も生活も悪くなるだけだとわかっている政策に黙ったままではいられないのです。

7月 23日(月) オスプレイ岩国へ

今日オスプレイが岩国に揚陸した。沖縄県知事が配備そのものに反対、と明確にした欠陥機を、それでも配備に反対できない政府の姿勢が、岩国への揚陸を許しています。

先日の代々木公園に集まった17万人のデモでは、オスプレイ配備反対のプラカードも見えました。そして今日の岩国の赤い×印をかかげた人の波は、恐らくかつて、岩国への米軍離発着訓練反対以上に広がりを持っているのではないか、と思うのです。国会周辺で増えてきた人の波は、今更に増えて広がりながら、全国の様々な政治的運動の中にも新たな広がりをつくっていると。相乗的な効果を生みながら恐らく力を持ってきていると思います。できることをできる人がやる、その動きが福島や沖縄を支え、変えていくことにつながるはずです。

話は飛んで、8月21日(火)、14時から橋本で、リニア中央新幹線の計画と、環境アセスメントの調査状況についての説明会が行われることになりました。この間、山梨や長野で行われたもので、神奈川県内ではこれだけが決まって開催されます。県内一箇所では少な過ぎますし、第一平日の昼間だけというのはあんまりです。もっと時間帯とせめて土日でも入れないと、とても参加できないという人が多いはずです。

主催は、JR東海と、リニア中央新幹線建設促進神奈川期成同盟会です。この同盟会は、ほぼ県内自治体の首長が会員になっていて、事務局が県当局になります。私も仕事休みで参加しようと思いますが、前回の全く回答になっていないJR東海の姿勢がどこまで変わるのか、ここが一番の問題だと思います。ぜひ参加しましょう。

7月16日(月・祝) 10万人集会で!

120716_161341 120716_131631 暑かった~!!ですね。人も熱いし、気温も暑いし、この写真の空を見ていただくと暑いのがわかっていただけると思います。ただ風があったのがせめてもの救いです。公園の木々が多いところは涼しかったし。

左の写真は、私が今日のために作っていった”うちわ”の片側です!今日は結構気合を入れて、うちわと弁当を持参して若い友人と午前中から参加しました。

主催者発表で17万人、警察は7万人(?)と言ってたようです。警察が「7万人」というのも結構な数ですよ。

前回昨年秋の明治公園で、6万人集会に参加した感触からすると、あのときの2、5倍以上は集まっていたと思います。仕事で官邸前にはなかなか行けないでいる私のような人達も、全国の地方からの人たちもとにかくすごい人でした。熱中症が心配されましたが、やはりデモに出始めるころ、救急車が公園前に来て年配の方をストレッチャーで運んでいました。ホントに症状が軽いと良いのですが。

デモが始まってもほぼ1時間半くらい、動けずにいました!!その理由はようやく動き初めてわかりました。警察が公園の入り口を出たところに集合していて、主催者の申請が、人も多いため2車線分を確保させて欲しいという重ねての申請だったことに対し、1車線しか認めず、入り口付近から1列=5人に規制したためでした。動けないで1時間もそのまま、場合によっては2時間、並んだまま待たされたのでした。そのために、倒れてしまう人や、帰ってしまう人もかなり出たと思います。警察車両の上に乗って上からマイクで、「皆様のご理解とご協力をお願いします」と叫んでたのはデモの音楽や「原発いらない!」の声に対抗していたのでしょうか?

私は4時過ぎにトイレも行きたいし、若い友人と表参道の何番目かの出口近くでデモから離れましたが、暑いけど楽しかったです。表参道の通りの各歩道橋の上からも、「原発いらない!」とデモの方に一緒に声をかける若いファミリーがいたり、それぞれの思いを書いた布や紙やうちわなどを合図で送る人達がそこここにいましたから。官邸前で回を追って増えてきた人の流れが、ここに更に大きくなって、脱原発へ再び舵を切らせようとの思いで集まったと思いました。坂本りゅういちさんが、フクシマの後に行動しないことは野蛮だと発言されたのもしっかり聞きました!

でもこれだけ人が集まると、知人にも合わないものですね。神奈川の同じ相模原市内でも今日参加するという人は結構いたのですが、どなたにもお会いしませんでした。現場で人を合えるはずの人を探している人も結構見ましたから当然ですか。

野田政権が本当に葬られるのはこの人々の思いと力を侮っているところからだろうと思えます。

それにしても、何時間もずっと太鼓や鳴り物を演奏し続けていた若い人達は本当に良く続くなあ、と頭が下がります。老いも若きも中年も暑い中お疲れさまでした。

スイシンジャーの舞台、ナマでははじめて見ました!!すごく面白かったです。。次回作も期待します。欲を言えば最後に原発反対の怪人君にもう一押し反撃して欲しいなあ~。

  

7月 7日(土)七夕

120701_140811_2_3 7月1日に「リニア新幹線を考える学集会」に参加しました。橋本で会場がいっぱいの人が来ていました。

この写真は、日本自然保護協会の辻村さんという講師のお話です。こちらもリニア中央新幹線建設に向けた、現在のJR東海の行っているアセスの手法と中身を、具体的な事例を出して批判されていました。また「大深度地下法」の問題も指摘されてました。

この後の講師の逆巻さんが、地質学者の方で、中央構造線や活断層の図面を出され、やはりリニアの問題を指摘されていました。

地震は地下が安全、という説について、質問しましたがやはり、定説はそう言われていても、実際に地震の際にどこを走っているかで全くことなることから一概にはいえない、と。大深度でのリニアは実証されていませんから、地上の実験線の経験とは全く違う話です。

消費税増税で大規模公共事業が次々にゴーサインになって、リニアの9兆円もJR東海が自前でやれなくなってもどこからか補填されていくのではないか、、、と思えるこのごろの政治状況です。でも航空会社の競争では、数千円で北海道から羽田を行き来できるようになってきて、まだ進みそうなのに、今ののぞみよりも高いお金を出して、80%が地下40メートルを走る真っ暗なリニアで名古屋までなんて、、よほどのマニアか、お金の使い道のない道楽な人かになりませんかね?? それでもリニアで行きますか??!

5月 7日(月) 「阿賀に生きる」20周年の集いに、、。

120503_1519191 ちょっと幻想的な(?)写真は、ゴールデンウイーク最中の5月3日に立ち寄った、新潟県立の水俣病資料館での撮影可、のスペースで撮ったものです。遠くに見えるのが、阿賀野川の川漁をする漁師、一番手前には、鮭の番小屋の一部がありますが、わかりにくいですね。

この資料館は、新潟市の現在の北区となった福島潟の中にありました。水俣をこどもたちに伝えるネットの田嶋さんにつれていってもらって入りましたが、なかなかのところで、新潟県もやるなあ、と思いました。阿賀野川の川底に見立てた展示場のスペース作りも良いですし、企画展としてやっていた別スペースの、東日本大震災のコーナーもでした。

企画展の最初には、福島原発事故を、新潟水俣病、水俣病などと同根の問題と指摘する人々の語る報道記事を展示していました。

新潟水俣病は、第2水俣病などとも言われ、メチル水銀を知らずに魚から摂取してしまった人が発症したもので、1965年、熊本の水俣病が見つかったとされる、1956年から9年を経てわかりました。その間、新潟水俣病の原因となった昭和電工鹿瀬工場も、水俣病の原因が、自社でも生成するアセトアルデヒドの生成課程で出るメチル水銀にあるとわかっていたにもかかわらず、毒を阿賀野川に垂れ流し続け、旧通産省も黙認していたことなど、資料館の資料で知ることができます。

阿賀野川が豊かな漁場であったこともこの資料館でわかります。

原発が明らかな差別の構造の元で推進されてきたように、水俣病が引き起こされた根幹にも同じものを見ます。沖縄も同根だと思います。その元凶は政治です。         「阿賀に生きる」は今や新潟の文化といえる、とはたのさんが言われましたが、20年目、私にも新たな出会いをもたらしてくれました。

そして原発はついに、42年ぶりにゼロ稼動です。

4月 23日(月) 3回目の小出さん講演

昨日アースデイということだったようで、緑のこいのぼりをピーアールしながらのデモも行われていたそうですが、私は落合恵子さんのクレヨンハウスによる、小出裕章さんの講演会に行きました。青山学院大学で1700人の参加者でにぎわっていました。

講演の後に、がれき広域処理についての質問と、東京湾の汚染による海産物への影響、についての質問に応えてくれてました。ガレキを今のままで自治体が受け入れてはいけない=放射性物質を完全に除去できる装置になっていない、という姿勢は私も同感です。基本は現地で完全に除去できる焼却炉をつくって処理するべき、ということも。そして灰は東電に返すべき=これもそのとおりです。

東京湾のピークは2年か3年後か、いずれにしてもストロンチウムで汚染され魚介類が影響を受けるのではないか、という危惧がかなり現実的とも言われました。しかもストロンチウムは測定が困難だと。小出さんは、このストロンチウム測定は東電にやらせるべきと、主張されています。自社から出たものだから、東電が測定して公表するよう働きかけるべき、と。確かにそうです。

今後、各地で低レベル放射性廃棄物の問題が、焼却灰からの汚染水など、問題になっていくのではないかと思われます。4月17日に出た、環境省告示は、市民により分断をもたらし、自治体にはやる気をなくさせ、もはや放射性廃棄物も一般ゴミもまぜこぜにすることで、国中を汚染させ世界に恥をさらそうという内容です。広域処理の燃やさない廃棄物も8,000ベクレル毎キログラム以下なら埋め立ててよい、とし、燃やすものは240ベクレル毎キログラム、流動床式の炉なら480ベクレル毎キログラムまでなら、灰にしなったとき8,000ベクレル以下以下になるから大丈夫、などなど、、。これで各地に拡散させようという環境省自体、もはや仕事も責任も放棄した「いらないで省」です。こういう省ばかり増えてます。 

小出さんの講演の最後は、懐かしいジュリーの歌でしめくくりました。以外にも小出さんはこのあさやけの虹(?)良く聴いておられるとか。話には聞いていましたが、私ははじめてこの楽曲を聞きました。以外なであいもいろいろあります。

4月 16日(月) ご・ぶ・さ・たしています。

いつの間にか4月も中旬になり、原発の再稼働へと、まさにこの国の自殺行為が、棄民政策と一体でまっしぐらです。ここまで恥ずかしい日本になったと、煮えくり返りそうなおなかと沸騰しそうな頭と、ストレスを抱える人が本当に多くなっていることと思います。

私も昨日また改めて、郡山に入った医師のお話をちょっと伺いましたが、益々福島県内ではあきらめと絶望と憤りと何ともいえない事態がすすんでいることがわかります。それなのに、そんな福島のことを伝えるメデイアは地上派は皆無。「大山鳴動して、、、」の大騒ぎのすえ、オソマツナ結末がお互い様の北朝鮮情報を、よくこれだけ引張ること。棄民も再稼働も言えることも伝えることも山ほどあるでしょうに、、。

こんな話ばかりでまいってしまいそうな日々ですが、しぶとくあきらめないで生きていきましょう。

私の働く商店街では、先日映画の撮影がありました。夜中の2時までかかって繰り返しとるのにはホントどんな仕事も現場は大変だ、と実感。私も迷惑をかけるお店のこともあり、撮影が終わるまで現場にいましたが、映画が好きでないとできない仕事だと思いました。 柴崎コウさんと真木ようこさんの共演で、ホントに寒い日でしたが自転車のシーンや歩きながらの会話シーンなど、そうかこうやってとってるのか!と驚くことも。         現場でいろんなスタッフの人たちの人間模様も垣間見え、若い女性が先輩スタッフに怒られながら懸命に仕事をしているのには、どんな目標をもってやってるんだろうな、、と思いつつ、がんばれと心でエールを送ってました。80人ものスタッフの人達がさまざまな仕事をこなして現場をつくり、映画をつくる、というのを見たのは面白い経験でした。やっぱりこういうのにあうと、映画を見に行こうかと思ったり、、。エンドロールに商店街の名まえが出るそうですし。私はエンドロールが何かも知りませんでしたが。                      来年春頃の公開予定映画だそうです。

商店街の事務局というか、雑用係のようなパートもはや10ヶ月です。今は決算と年度替りの時期で忙しい時でもあり、助成金関係の監査も受けました。いろいろと面白い経験をさせてもらってはいろんなことを考えます。結構貴重な体験かもしれません。

3月 13日(火) 3、11から1年のヒューマンチェーン、、、。

昨日の新聞各紙にはため息も出ましたが、東京新聞は1面で脱原発の世界も含めた行動を写真で掲載していました。このトップ記事は感心します。朝日も原稿では、脱原発の行動紹介記事を1面にも載せていました。

一方神奈川新聞は中の面で県内のデモなど少し掲載していましたがとても小さくなっています。新聞による違いは脱原発についてとても大きいものです。

震災と原発から1年を経て3月11日を迎えました。昨日のテレビ朝日の報道ステーションをちらっと見ましたが、震災がれきの広域的処理をめぐる報道は、やはりと言いますか、この日から更に情緒的な、全国で痛みを分け合おう、といった内容に傾いています。本当に敷かれたレールを進むように行くのですね、、マスコミも日本政府も、と再確認するだけですが。

120311_165911 3,11に私は国会包囲のヒューマンチェーンに参加しました。チェーンに向けて、人は5時半ごろからほぼそろってきていましたが、実際に第1回は6時10分ごろからで、一人置きくらいに持った紙コップのローソクにつけた炎が、とてもきれいに映える時間になってからでした。私は5時ごろから国会周辺にいましたが、明るいうちはまだ人が集まってくる最中でした。そのときすごかったのは警視庁の活躍(?)です。最初はなかったロープがあれ、と思う間に国会議事堂側の歩道と、道路をはさんだ1本外側の歩道の両方の円周にそって張り巡らされ、写真のように、道路をはさんだ議員会館側から国会議事堂側には渡れないようこの看板が出て、サッカーゴールのようなジャングルジムのようなものが置かれ、国会議事堂に添った歩道は瞬く間に立ち入れない歩道になっていきました。道路を挟んで一回り外側からしか、人が囲めないようにされたわけです。このために動員された警察官の数がまたすごくて、東京はほんとにこういうところにはお金を使えるところなのですね。これほど厳重な警備と人を近づけないように人とお金を使い、何から何を守りたいのでしょうか??

被災した人の「復興」を本気で願い、支える気であれば、消費税増税をやろうなんてありえません。脱原発でなく、原発の再稼働の先頭に立とうと言う首相が、被災者の支援を本気でやろうとしているとも到底思えません。震災瓦礫という名目で、放射性物質も含めて災害廃棄物をごちゃごちゃにして、あたかも全国の自治体での広域処理が、今どうしてもやらなければならない重要な課題のように誘導しているのも、問題を矮小化して摩り替えています。

世界のあちこちで、3,11は脱原発の日として、悔しく悲しくも、人々が行動をする日になったのではないかと思えます。そこにわずかな希望と日本を再生できる可能性もかすかに見出せる気がしています。

2月 5日(日)相模女子大のカフェ

「相模大野宣伝部」の「ワークショップ」に参加するために、初めて相模女子大のカフェに行って来ました。さすがにおしゃれな感じがして、私が通っていたころの某大学の学食やテラスとはちがいます。講演会とかこうしたもよおしのときしか今は大学に入ることがありませんが、最近行く大学はどこも、新しくておしゃれで学生がうらやましいと思ってしまいます。学費も私のころとは桁が違うようにも聞いていますから保護者は大変ですが。

120131_111527 この写真は何でしょう?そうです、ゲルマニウム半導体検出器という、食品などの放射性物質を測定する測定器です。相模原市がいち早く昨年の3月に専決処分で決めて、6月に導入されたものです。1月末に設置されている衛生試験場に見学と話を聞きに行くことができました。この緑色の部分は鉛で厚さが10センチあります。このため1、5トンの重さがあるそうです。大きな窒素ガスタンク(?)とつながれてあります。扉が開いている状態ですが、その中の中心部の銀色の筒状の上に置かれてあるのが、小さな方の入れ物で今はわたのようなものが詰められていますが、この容器で清掃工場のろ紙(2グラム)など重量が軽く高さが5ミリくらいまでの容積になるものを測定するものです。その外に、2リットルの大きいカップがあり、そちらでは、ビニールの袋にいれた清掃工場から出る飛灰や、学校給食の1週間分の献立がミキサーに掛けられたものなどを測定するそうです。

今はこれ1台で、空間線量意外に市内で行政がはかるものはほぼこれで測定されます。3つの区にわかれ、広い相模原ですし、はかるものも給食から場合によっては土や砂、放射性廃棄物にもなっているような飛灰もあるのですから、はかる頻度を上げるためにも更に測定体制を充実させ、もう少しコストも低い測定器を学校やまちづくりセンターごとにおくとか、はかる人も増やすことや、市民にも担ってもらうとか今後工夫と多様なやり方が求められると思いました。空間線量計を貸し出すことがはじまりましたが、そうなれば更に様々なものの測定頻度が上がっていくと思います。やはりここは測定拡充を準備して行くのが現実的と思いました。市民測定室や北里の環境科学センターなど測定については、市内のいろんなところと連携していくことも不可欠になると思います。まだこれからです。