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9月 27日(土) 御嶽山噴火!!

jpeg323木曽の御嶽山が噴火するなんて、予測できたでしょうか。改めて地震もですが、火山の噴火は予知が困難だ、という火山学者の意見を裏付ける事態です。

だからこそ、川内原発の再稼働なんて、とんでもありません!!桜島の大規模噴火がない、とはだれも言い切れないのです。

上の写真は3月23日の、亀戸中央公園での集会とデモの写真です。私も行ってきましたが、主催者発表16000人でした!

明日は鹿児島での、川内原発再稼働ストップの行動です。絶対に再稼働をストップさせましょう。

 

9月20日(土) 増田報告に振り回されない地方と都市のあり方を

「国土強靭化」で、全国に過去の遺物のような年間10兆円規模以上の公共事業ばらまきをする安倍政権。今度は、増田寛也氏を座長にした、日本創生会議の”増田レポート”がマスコミでにぎわっています。

2040年までに半分近い地方自治体が、消滅の可能性があると試算しているのです。特に20~30代の若年女性の人口が半減する自治体を「消滅可能性自治体」としています。

これだけでも各方面から抗議の声が上がって不思議ではないのですが、政権としてこれを根拠にしたような「地方創生本部」を立ち上げて、石破茂担当大臣のもと、有識者会議などで政策を検討するチームも置くとか。「地方の声を聞く」と言いいますが、何も解決していない福島を置き去りにして、仮設住宅住まいの人々をそのままでおいて、地方創生とはなんですか?!

川内原発の再稼働推進のために、30キロ圏の避難計画も十分でなくてよい、という政権が地方の声を聴けますか?!

消費税8%に、TPP推進、地方つぶしの安倍政権がなぜこんな矛盾を恥ずかしげなくいえるのでしょうか。

といった、そもそもの問題は置いたとしても、増田レポートの結論的な、「地域拠点都市」に人やお金を「選択と集中」で投資する、という流れにも相当違和感を持ちます。出生率の事だけでなく、効率主義ではおさまらない人々の生活や生業、景色をふくめたありようを、むやみに切り取ってコンパクトシテイ構想に無理やりに当てはめる手法などと同じことではないでしょうか。

人口減少がなぜ起きているか、女性がなぜ子供を安心して産めないか、そこからボタンの掛け違いが既にあるのです。雑誌「世界」が10月号でも増田レポート批判を特集し、その中でも書いていますが、政府としては、中央集権的に、ここが問題だからこうしなさい、とか、この街を中心にしたら良いからここには税金を投資して人を集めるようにしてあげよう、などという発想をやめることからでしょう。

国でやるべきは、民法を改正し婚姻に改姓を不要とすること、シングルマザーでも、夫婦でも、生まれた子供の保育園から小中学校、高校まではせめてすべて公費にすること。同一労働における賃金は性別も正規・非正規も関係なく同一にして、かつ食べていける額にすること。  地方の農業や漁業・林業など、海や川・里山や田畑を守り育みながら、日本の食を支えることを生業にすることに対し、農薬や化学肥料を減らし、水産資源の乱獲を防ぐ規制をかけ、それらの割合に応じて公的支援を厚くしていくことです。

そして移動の自由を担保できるよう、公共交通の確保と交通手段を担保することに、どこであっても優先的に公的支援を行うこと。学校と保育園は、子供のいる限り担保し、統廃合は極力行わないことです。

以上のことを実行してからモノを言ってもらいたいものです。あ、オリンピックも当然中止ですね。オリンピックにかける人とお金があれば、核廃棄物の始末と原発廃炉のために、そして仮説住まいの人々に公営住宅を建ててください!そこからでしょう。

 

 

9月 14日(日) 甲状腺エコー検診in相模原

untitled今日のエコー検診を担当してくださった2名のドクターです。島根大学医学部の野宗先生(左の男性)と、さがみ生協病院の牛山先生です。素敵な笑顔ですが、お昼もそこそこのタイトなスケジュールの中で撮らせていただいたもの。

今日は「甲状腺エコー検診連絡会」「関東子ども健康調査支援基金」などのみなさんの尽力で、神奈川県内2か所目として、相模原の生協病院で甲状腺エコー検診が実施できました。そのお手伝いに参加できて、とてもよい機会をいただきました。

たくさんの、「ありがとうございました」とホッとしたような顔で帰る保護者や子どもたちの表情を見て、受けて、わざわざ検査を受けなければならない子どもたちと保護者の気持ちを思い、もっと身近でも当たり前に検査を受けられてよいはずなのに、とも思うと何とはがゆい今の政治か、と行き着きます。

一方で再稼働に向かって突っ走る首相と既得権益集団に、現在進行形のフクシマ原発事故の責任を自覚させるすべはないか、、と悔しい思いが募ります。結局は選挙しかないのでしょうが。

 

 

8月30日(土) 昨日は「あすなろサポートステーション」行ってきました。

__.JPG8.29「湘南つばさの家」は、茅ヶ崎にある男の子対象の自立援助ホームです。その運営をされている前川さんは、児童・若者の自立支援の活動に奔走されている方として、私の最も尊敬する方です。

写真は、前川さんが各方面の方たちの協力と支援をいただきながら7月に藤沢市内にオープンさせた、「あすなろサポートステーション」です。ここは、児童養護施設などを退所後の若者が、迷ったり困難にあったりしたとき、支援を求めてきてほしい場として開所されました。

前川さんとの出会いは、7~8年前でしょうか。東京に次いで県内にも自立援助ホームが6か所できた中のいくつかを見学させてもらいたくて、伺った中で、とにかくこども一人ひとりに添って考え、一緒に動き、とことんつきあっていくーとでも言いますか、就職したら終わり、ではない姿勢にとても打たれました。何となくこどもを管理しようとするホーム長さんも見受けられた中で、こういう方がいるととても心強く思ったのです。

当時から前川さんが気にしていらしたこと、私も強く共感して県に働きかけなどもしていたのは、児童養護施設や、児童相談所のかかわりが切れてしまったあとの、若者、こどもの継続支援です。児童養護施設を出て仕事についても、ずっと長くそこに居続けられるとは限りません。もともと他者との係わりを築くことが苦手なこどもが割合として多い中、1度の離職で職と住まいをなくしたらどうなるか、その子が自立できるよう根気よくサポートしていく人や場が必要なのです。

そのサポートのための拠点を藤沢につくることができた、というところですが、類似の場を各市にあってほしいと前川さんはまだまだこれから、という意欲を持っています。

私も今回地域で児童支援の活動される方と一緒に伺いましたが、相模原でもこうした点を増やしていくためにできることをしていこうと、改めて勇気をもらいました。

8月 30日(土) ついに動き出す?!麻溝台・新磯野大規模区画整理事業

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今日は「新磯野の環境を守る会」の総会に出席しました。総会後、フリートークの場になると、写真の麻溝台・新磯野地区の「A&A」区画整理事業の話が尽きませんでした。

175ヘクタールほどの上の全体図の中で、中央部分の赤い太い線で囲まれた38ヘクタールを、市施工の区画整理事業で先行地域として着工しようと、4月に都市計画決定しています。しかし、なぜこの部分38を切り取って先に市がやるのか、この中央部分だけの村富相武台線を27メートルに拡幅しても、むしろ他の渋滞がひどくなるのではないか、など疑問が吹き出てきます。

「先行整備地域」という38ヘクタール部分は用途地域の指定で荒廃地をなくしても、そのしわ寄せを南側・北側の地域が受けるのではないか、また産廃の破砕や置き場を持って来られるのではないか、と、両側の住民の皆さんが心配するのは、これまでの市の放置を考えれば当然なのです。

今日は地元議員さんも来ていましたし、今後の市の対応が先行地域だけが、言ってみれば「きれいになれば」良い、というような対応にならないよう注視していく必要大です。

8月 13日 (火) パブコメ

8月15日まで川内原発の技術審査書案に対する国民意見をきく、パブリックコメントが実施されています。原子力規制委員会は、技術的とか科学的な見地での意見を求める、などと言っています。
が、国民の意見を入り口で取捨選択して良いはずがありません。
そもそも規制委員会に火山の専門家も入れていないのに、まともな科学的見地から審査ができる道理もないのですから。意見書を沢山出していきましょう。この間の駅頭でもよびかけていますが、再稼働をストップさせるためにひとつでも多く意見書を出したいと思います。
規制委員会の田中委員長は、審査が合格としつつ、これが安全性にお墨付きを出すとは言いません。しかし安倍首相は、規制委員会が合格を出せばそれでよし、としています。これでは2011年の3・11の前と何も変わっていないということです。これが最悪ですし、今の日本の政治を象徴しています。
今真っ当な政治判断が出来るのは脱原発を求める国民です。その声を出して行く一つの機会です。
お盆休みの方もぜひ!

7月28日(月) 小規模多機能

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今日は藤沢市内の小規模多機能を見学させていただきました。写真の上は玄関入口で、利用者さんの杖が右端に数本おかれています。入口のフラットな感じがしたのです。

下の写真は、敷地の中にあった井戸です。涼しそうです。

「あおいけあ」の加藤さんが運営するここは、「おたがいさん」という小規模多機能です。利用者登録25名で待っている方もいらっしゃるそうです。お隣には、サテライトもできていて、ちょうどお昼どきにおじゃまをしたら、みなさんでがやがやにぎやかに準備されていました。

特養の見学に行くと、施設の食事のときは、職員の方たちが準備し、利用者さんはひたすら静かに座ってそれぞれに待っている光景だったと思いますが、ここでは、みなさんが立って運んだり、誰のがない、とか言い合っていたりと、認知症の方のご利用が8割方という感じはあまりしません。

加藤さんのお話は前回のフォーラムについでですが、とても楽しくて、介護に対する概念を覆してくれます。職員の方の離職がここではない、ということにもうなづいてしまいます。子供のころからここに出入りしていた人が、学校を卒業して職員になったお話もうなづけましたし、介護に思い入れを持って携わる若い人にとって、ここはとても良い職場になっているだろうと、思わされました。

介護保険の来年4月からの大幅な見直しを、介護保険の予想通りの破たん、と考えると、「保険」から「福祉」の再生に向かう端緒をつくるための一つの柱は、小規模多機能のあり方になるのでは、、と思います。自治体の役割はこれまで以上に大きいものです。それに耐えうる体力と知恵をつけてもらうようにしていきたいものです。

7月18日(金) ガザで地上戦

夜のニュースでイスラエルがガザ地区に、戦車で侵攻するさまを映してました。子どもたちが犠牲になりー殺されています。パレスチナのハマスがイランの力を借りて地下トンネルを掘ったからー、そんなことで地上戦で明らかな大量殺戮を仕掛けるイスラエルを許してはならないはず。
国際世論でイスラエルの蛮行をやめさせなければなりません。平和憲法の日本なら世論形成に奏功出来るはずなのが、、悔しいです。
川内原発再稼働への「審査」合格、、意味不明です。鹿児島と言えば桜島、活火山の火山帯との関連検証もされず、避難計画も全くオソマツなままで、安全の判断は原子力規制委員会はしない、と言います。安倍首相は、規制委員会に丸投げ、じゃあ誰がどういう根拠で「再稼動」大丈夫と言うのでしょうか。
茶番もここまで来るんですね。いまやサギとウソは首相のオハコ?!人の命を軽んじる国と言えばーニッポン!なんて情けなさすぎます。鹿児島県知事もひどいです。災害時に最も避難がたいへんな要援護者の避難計画はわずか10kmの範囲内としてそれ以上は自己責任と言い切ってました。病院に入院してる人が自己責任で避難出来るならお金払って入院しません!
再稼働させない!パブリックコメントも圧倒しよう! そしてやっぱり政権の蛮行にも等しい暴走止める政治の選択肢つくりましよう!

7月 16日(水) 昨日の講演会

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子育て支援者向け講演会として、みらい子育てネット相模原連絡協議会の主催で、子どもの虐待に取り組む人たちに向けた講演会がありました。

和泉短大で児童福祉の教授である、櫻井奈津子さんが講演されました。私はたまたま主催者の方から声をかけていただきましたが櫻井先生の講演は、そうだよね!と思うところがいくつかありました。

一つは、不幸な連鎖を断ち切るには、子どもたちの性教育を学校教育でしっかりやること、にも言及されたこと。 ずっと以前から現場で性教育の改善に取り組んでいる教師などもいますが、今の学校教育のあり方の中では本当に難しいと思います。 2つに、保護者の中にも根強い学校至上主義の問題。これも今の日本の空気とも比例して、益々縛りが強くなっている危機感を改めて感じました。

3つめに良かったのが、光市で母子が被害にあった事件の加害少年の養育歴に触れ、少年が絶望的な育ちをする過程でのサポートがなかったことを話されたことです。

こどもの育ちをどう支えるか、虐待にどう向き合うか、こどものことは大人のこと。社会の矛盾がそのまま投影されていることです。格差を広げる今の政治がこどもを益々生きにくい状況に押しやる、とわかるからとても苦しい気持ちになります。

昨日は、夜伺った先でも、そんな話をしていました。そのとき、消費税の増税後、確実に家計が苦しくなっていることがやはり実感されるとも話に出ました。ある調査では、今生活が苦しくなっていると感じている人が6割に上るそうです。そうだろうと思います。公共料金も上がって物価も上がっているのに、使える生活費は増えていません。むしろ年金などは減っていて、今年賃上げになった人も、とても2000~3000円のアップでは出る方に追いつかないのです。どこまで辛抱しないといけないのか、、、と思う人!政治の選択肢をつくりたいですね。

7月 1日(火) 立憲主義の破壊

__jpg71国会周辺は戒厳令のような厳重な警察の統制管理下にありました。国会側には全く渡れず、歩道もおびただしい警察官と規制が敷かれ、横断歩道の各所にまた警察が集団で、反対側に渡ろうとする者を規制することを徹底していました。

__jpg712この通り国会側には警察だけが大人数で陣取り、国会の周りの歩道には誰も近づけないのです。誰から何をまもるのでしょうか。国会に近づかせられないほど、国民が怖い首相が、集団的自衛権という戦争への道を決めるのに、「国民を守る」という詭弁。

上の写真のように増える人の波は国会と官邸から隔離されながらも必至にそれぞれに声を上げ続けました。「アベは辞めろ!平和を壊すな!子供を守れ!未来を守れ!閣僚だけで勝手に決めるな!!」

憲法が守ってきた平和主義は、自衛隊とその家族も、時の政権も守ってきたはずなのに、何の覚悟も想像力も持たない閣僚たちが、他の国から攻撃や憎悪の対象にされることによって、国民を危険に晒します。

私たちの国は大きな曲がり角をまた一つ曲がってしまいました。これからの宿題がより重くなっていくとしても、変えていくことはできるはず。自覚した国民にしかできないことです。自分たちの国ですから。