10月1日(月)沖縄知事選で示された民意

台風一過の朝も、暴風のような風が吹く南区では折れた木の枝や木の葉が散乱している場所が多くみられました。予想以上に、昨夜の停電世帯は多く、議会局からのファクスにあった、南区10100世帯、緑区8500世帯、という数字も倒木が電線を切ったり、電柱が倒れたところもあるのでは、と心配されます。台風や災害の予防や対策が今や国の最重要政策であり、人とお金もそこに配すべき、と思うのですが。軍事より、災害救助に向けるべきです。

昨夜の沖縄知事選挙の、玉城デニーさんの当確の報は、テレビよりネットのニュースがとても速かった気がします。本当に良かったです。デニーさんは知名度が抜群ですから、選挙戦はじまって間もなく、行けるのではないか、と思いましたが、知事選最高得票の39万6千票以上という票はスゴイです!

何度も民意を示されてきた沖縄です。今回の故翁長知事の想いを受け継ぐデニーさんのこれからに、日本の政治が真摯に向き合い、米軍基地の在り方と米国に対し日本政府が毅然と対峙する姿勢を、日本の市民の意志として求めていることをわからせるようにしたい、ものです。

相模原市の米陸軍補給廠に、「10月中旬に在日米軍第38防空砲兵旅団司令部を駐留させる」という連絡が、9月28日に防衛省南関東防衛局から相模原市に入ったと、情報提供がありました。

「10月16日から正式活動を開始する」ということで、キャンプ座間が手狭なため、「補給廠の既存施設を活用する」、という一方的なもので、「要員約115名が増員される」「既存のミサイル防衛力を一層高める」、とか、「駐留することで相模原市民の生活に特段影響を与えるものではない」、など記載がありますが、なぜ基地の増強が続くのか、という根本的な問題の説明が全くありません。

厚木基地から岩国への艦載機の移駐後も、結局、自衛隊機もあるでしょうがヘリや軍用機の騒音も飛行も減っていません。全国各地に軍用機の飛行範囲が拡大し、オスプレイが市内北部で目撃情報が増え、今日の配備期日前からすでに飛んでいます。

日本がアメリカの軍需産業を助けるように、オスプレイやイージスアショアのミサイル防衛システムを購入することと反比例するように、日本の外交の影はアジアと世界薄くなっているのではないでしょうか。

朝鮮半島で1950年以来の戦争状態が終わったと、今年38度線を両国トップが超えるという歴史的な和平の歩みに、日本の影響力も存在感もないのに、防衛予算が増え続け、来年度は5兆2千億を超えるとか言われています。倒錯した話です。

世界の国と話し合うチャンネルをもつことが外務省に税金を使っている意味です。世界のどこにも、日本の市民が無防備に行けることが、日本政府の安全保障政策と外交力の結果であるべきと思います。沖縄にはもちろん、日本のどこにも米軍基地を置く根拠は今とても小さくなっているはずです。事実が真逆になっている日本の政策にノーと言える日本の市民の力を蓄えましょう。

デニーさんは沖縄市議の時代に初めて沖縄でお会いし、選挙の応援などでもご一緒したことがあります。絶妙なウチナーぐちの語りは、さすがDJとして名をはせた方、と思ったのが最初でした。選挙も強い方だと思いますが、これからの沖縄にとてもピッタリくる未来志向の前向きな思考をされると期待します。

 

 

 

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