3月 22日(火) 物資が戻った!

連休中は「計画停電」がなかったことからか、パン屋さんにもスーパーにもモノが豊富に並んでいました。ガソリンスタンドでも昨日は、「夕方並ばずに買えた!」との声を聞きました。いかに都市の生活全般が電力に依存しているか、ということかも知れません。停電もあるところとないところの違いがあり、準備をしていたのに停電が来なかった、という地域の方たちもホッとしつつも度重なるとストレスになっているようです。でも皆さん「被災された地域のことを思えば、、」と言われますが。

私たちが呼びかけた署名などに意見をいろいろいただきます。「原発を止めるように何とか頑張って!」という声は、ブログにもいただきましたが、地域でもいただきます。皆さん不安と憤りをどこにぶつけていいかわからない、といわれます。逆に、「今回の原発事故は自然災害です。東北が災害で苦しんでいるときに風評被害になるようなことは控えて」というメールもありました。

神奈川県にも、相模原市にも被災地から避難してこられた方がいます。まだ増えると思いますし、この方たちへの県営住宅をはじめ生活支援をしていくために発言し、動くことはもちろんです。同時に、福島も新潟の柏崎も、電力は東京や神奈川など関東の都市に供給するための設備です。福島から避難してこられた方が、「神奈川にきてテレビを見て、どれくらいの状況かわかった。地元では防災放送しか情報がなく、避難しろ、といわれてとにかく避難してきた」というお話も聞けば、なぜそんなことになっているのか、東電や経済産業省・国などの無責任さを放置するわけには行きません。原子力に依存しすぎる今のエネルギー供給の仕組みを、電源3法の改正を含めて見直させていくことは、都市で政治に係る私の責任範疇でもあるのです。あくまでも原発依存からの脱却を都市と企業が見直していくようにしていくことだと考えていますし、今回のいつ終わるかまだ見えない大事故が懸念されていたことを知れば「人災」の側面が否めません。「夏・冬にも計画停電が必要」などと新聞が「東電の幹部」の意見として載せることに、腹立たしくなりますし、こういう書き方はよほど風評被害になるのではないか、と思います。この「東電幹部」はどういう人で、なぜこんなことを新聞にあえて言うのでしょうか。電力はこんなに必要で、今逼迫していて、原発の被害より電力不足の方が深刻だとでも言いたいのでしょうか。オール電化をやめて、みんなで安くて世界的に量も多いガスに切り替えることなど、エネルギーの総合的な見直しを進めることの方が現実的です。風力・火力・太陽光のほかにも自然エネルギーへの開発ももっと進められるはずです。今できることを精一杯やるとともに、今を活かし先につなげることを考えたいのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です