11月14日(月) 怒涛の1週間

気がつけばもう11月も中旬です。あと1月半で今年が終わるなんて!という毎日です。

昨日は相模大野の「アートクラフト」ですごい人手でした。朝7時半から私もお手伝いで行きましたが、出店される方も多かったですが、人でもやはり多かったです。皮革・工芸・アクセサリー・陶器・編み物・ガラスなどなど、あらゆる分野のアートな手作り品の展示と即売の集う催しです。実際に自身で作る人が年々増えて盛んになっているということでしょうか。埼玉や千葉、東京など近県からとてもたくさんの方が出店されていたようです。慌しかったですが楽しくもありました。

今政治のテーマはTPPと増税、年金でしょうか。でも本当はずっと、フクシマと放射線濃度が高い地域にこのまま人が住み続けて良いのか、今も一番の問題だと思います。政府と東電は何とか早く終わりに近づいていることをピーアールしたくてやっきになっているようですが、事実を矮小化して結果的に責任のとれない事態を拡散させて行くだけです。今福島県の県議選をやっています。首長選挙も双葉や大熊という当該自治体でもやっていますが、本来の選挙とは全く異なる事態です。仮設住宅も散らばっている中で、どこに誰がいるのか捕捉することが困難な上に、そもそも仮設住宅のある場所そのものが、安全といえるのか、という問題もあります。人がまばらな仮設住宅を数だけそろえることが意味があるのでしょうか。フクシマの被害とかかる費用を4兆円とか5兆円とか、今になっても原発の発電コストまでも安く見積もることは愚かしいとしか言い様がありません。日本は、借金残高そのものよりも、あまりに非現実的な原発事故への対応で、世界の笑いものになって評価を下げる方がよほど懸念されます。

「ドジョウ内閣」だと言うならここは正直に、年間の国家予算をほぼ使うくらいの被害と対策が必要であり、フクシマを繰り返さないための当たり前の「脱原発」とフクシマを忘れない場所とし、年間1ミリシーベルトを超えると想定される地域からは人を遠ざけ、放射性廃棄物の措置も含めて対策を講ずる覚悟を示す方が、TPP交渉に今更参加するとか、消費税増税を言うよりも世界に向けて日本の存在をピーアールできると思います。原子力ムラは相変わらずですし、その既得権を守る衝動もすごいのでしょう。大メデイアを見るだけでは、本当にフクシマはもう終わったかのような錯覚を覚えてしまうのではないでしょうか。

腹立たしいことが多々ありますが、忙しすぎるとホントに追われてしまっていろんなことが過ぎてしまいます。市役所関係に今いろいろ相対することが多いですが、最近一つわかったことがあります。私はかつて市議のとき、「市政功労者」というものをお断りしました。でも県では、今回2期やったということで「県政功労者証」と、「県議会議員待遇者」なるものをわざわざ選挙からだいぶたってから連絡送付してきました。だからと言って私は何ということもないのですが。私にとっては、古巣のような(?)市も、直近の県も同じですし、一般市民同様あまりこういうことに頓着しないのですが、役所というのはそういうことを重視するものらしいのです。市役所のあるところの仕事にとって、勲章や表彰が大きな意味を持つものなのでしょうか。

地方自治では、今もう一つ大阪の選挙があります。大阪都構想自体に文句はありませんが、橋本さんのあまりに偏った教育観、独裁的手法は相容れず寒気さえ覚えます。政治の世界では、わかりやすい構図をつくって見せ、派手に演説をする人が好まれる傾向が強くなっていると思います。もちろん、それが客観的に事実を網羅していればいいのですが、そうとは言えません。自分の言葉で話すことは必要条件ではあっても、しょせんツールと信条・目的を逆転させてはいけないと自戒を込めて思うのです。

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