11月20日(日)市民測定室

111120_161752 111120_161824 市内東林間に開設された、食品などの放射能をはかる「東林間放射能測定室」での講習会に参加して実際にはかってきました。

向かって左の写真がLB200べクレルモニター(検出限界20bq)という測定器です。右側があまり色よくとれていなくてわかりにくいですが、測定した「ゆず」です。このようにビニールの袋に入れて鉛の遮蔽体の中のケースで、20分くらいかけて測定値をだします。私も自分でもっていった大根を測ってみました。

この測定室を開設してくれた「チャンプール」というお店は、お店の名まえがもっと変わる以前からのお付き合いで、「反農薬」の八百屋さんとしてもいろんな生産者とつながってずっとここで頑張ってきています。今後更に上級の測定器を購入する計画で、今日も横浜からも測定するためにこられた方たちもいて、ここのお店のものは安心して子どもたちに食べさせられる、という信頼からつながってきていることがわかります。

食品の放射能汚染を知るーそのための「測定」には、いろいろな考え方があります。今日も実際に参加し測定してみて、あらかじめバックグラウンドをはかった上でその数字の信憑性を考慮し、測定値の誤差の範囲などいろんなことを考慮して値を出していくことも学びました。群馬の産地の大根を調べて実際に値が0になって出てきたことは少し感動して、ホッとしました。何種類かの測定を実際に見て、茨城の原木栽培のきのこでもほとんど0といえるような値で、その背景には生産者が3,11直後栽培地を屋内に移し、放射能から守るための努力を重ねたことを聞くと、だからこそ測定をしてみることも必要だと思うのです。大根もそうですが、「産地」だけで決めてはいけないのです。今値が高いと思われているところでも、生産者の意識と努力や野菜の性質、あるいは理由ははっきりわからないけれどもと、様々な要因で実は汚染されていない野菜も多々あるのだと思います。本当の風評被害をなくすためにも、はかって知ることは信頼や安心に通ずるのではないでしょうか。

子どもを放射能の内部被ばくから守りたい、と思う人たちと自分が自分の口に入れるものを納得して買って食べようという人達とともに、本当は国や県や市という行政府ももう少し機能してもらいたいという意思ももちつつ、地域でこうした場を支えていきたいと思います。

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