3月 13日(火) 3、11から1年のヒューマンチェーン、、、。

昨日の新聞各紙にはため息も出ましたが、東京新聞は1面で脱原発の世界も含めた行動を写真で掲載していました。このトップ記事は感心します。朝日も原稿では、脱原発の行動紹介記事を1面にも載せていました。

一方神奈川新聞は中の面で県内のデモなど少し掲載していましたがとても小さくなっています。新聞による違いは脱原発についてとても大きいものです。

震災と原発から1年を経て3月11日を迎えました。昨日のテレビ朝日の報道ステーションをちらっと見ましたが、震災がれきの広域的処理をめぐる報道は、やはりと言いますか、この日から更に情緒的な、全国で痛みを分け合おう、といった内容に傾いています。本当に敷かれたレールを進むように行くのですね、、マスコミも日本政府も、と再確認するだけですが。

120311_165911 3,11に私は国会包囲のヒューマンチェーンに参加しました。チェーンに向けて、人は5時半ごろからほぼそろってきていましたが、実際に第1回は6時10分ごろからで、一人置きくらいに持った紙コップのローソクにつけた炎が、とてもきれいに映える時間になってからでした。私は5時ごろから国会周辺にいましたが、明るいうちはまだ人が集まってくる最中でした。そのときすごかったのは警視庁の活躍(?)です。最初はなかったロープがあれ、と思う間に国会議事堂側の歩道と、道路をはさんだ1本外側の歩道の両方の円周にそって張り巡らされ、写真のように、道路をはさんだ議員会館側から国会議事堂側には渡れないようこの看板が出て、サッカーゴールのようなジャングルジムのようなものが置かれ、国会議事堂に添った歩道は瞬く間に立ち入れない歩道になっていきました。道路を挟んで一回り外側からしか、人が囲めないようにされたわけです。このために動員された警察官の数がまたすごくて、東京はほんとにこういうところにはお金を使えるところなのですね。これほど厳重な警備と人を近づけないように人とお金を使い、何から何を守りたいのでしょうか??

被災した人の「復興」を本気で願い、支える気であれば、消費税増税をやろうなんてありえません。脱原発でなく、原発の再稼働の先頭に立とうと言う首相が、被災者の支援を本気でやろうとしているとも到底思えません。震災瓦礫という名目で、放射性物質も含めて災害廃棄物をごちゃごちゃにして、あたかも全国の自治体での広域処理が、今どうしてもやらなければならない重要な課題のように誘導しているのも、問題を矮小化して摩り替えています。

世界のあちこちで、3,11は脱原発の日として、悔しく悲しくも、人々が行動をする日になったのではないかと思えます。そこにわずかな希望と日本を再生できる可能性もかすかに見出せる気がしています。

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