9月 12日(水) 公園の砂の入れ替えに参加

120911_144241 昨日の相模大野で、プラザシテイ公園の砂場に砂がいれかえられました。この写真は砂を入れ替えた後の完了写真です。

30度を超す暑さの中でしたが、午前中に大野中央公園、午後にプラザシテイ公園と2箇所の公園の砂の入れ替えを見させてもらいました。プラザシテイでは日陰もなく、本当に暑かったです!砂を入れ替えたのは、市の公園課が委託し、市内の各砂場を地元の業者が請け負ってのもの。この入れ替え前の砂のセシウム濃度は市では測っていないのですが、保護者らの心配な声を受けて、ということです。実際に砂の放射能の濃度測定をしたほうが良いと思っていますし、市民測定室では、土壌の測定を始めています。

中央公園で、砂を入れ替えるために取り除いて、近くにしきならすため山にしておくと、そこにもうこどもたちが集まってきて、砂で遊ぶ光景を見ました。簡単に口にもはいってしまうだろうと思うと、やはりその砂のベクレルが気になります。それで、プラザシテイ公園では、砂のしきならしを、比較的濃度が高いと思われる植え込み付近の、粒子の細かい土の上などにしてもらいました。

チェルノブイリ後の状況について、ベラルーシとウクライナの研究者らが詳細に報告するシンポジウムをDVDで見る機会があり、興味深く見て改めて思ったことがあります。旧ソ連が91年崩壊したのは、チェルノブイリがかなり決定的な要因になっただろうということです。

チェルノブイリで本格的な避難と補償などが徹底されるのが、5年たってから=ソ連崩壊で、独立国になってからです。旧ソ連の体制を崩す決定打になったのではないかと思われました。でもその当時そこにさほど思いを馳せてはいなかったと思います。なぜなのか。

今市民放射能測定室で測って教わることがとてもたくさんあります。例えば、九州産でも北海道産でも、干ししいたけから数ベクレルセシウムが検出されることがあります。でも例えばセシウム134は検出されず、つまり福島原発由来ではないものがあること。そこから、私たちはチェルノブイリや、米ソなどの核実験で一体どれくらい被曝したのか、ということに思いを馳せ、実際に日本の食材がどれくらい放射能汚染を受けたのか、今になって知ろうということになる、などです。知らないことは怖いです。知ろうとしなかったことを改めないといけないと思い知ります。同時に原発の根底にあるのは、情報の操作・隠蔽と、あらゆる分断だともつくづく思う毎日です。

京大の今中さんが、同じDVDの中で、「日本の政治は、福島原発事故で政権中枢がメルトダウンした」と言われています。本当にその通りです。5年で再生まで進めるのかどうか、日本の私たちが試されているのではないかと思うのですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です